Office2010 マクロ互換性のホワイトペーパー

Windows

　リボンが採用されたOffice2007から、はや2つ目の製品。便利と思いつつも、まだ自分が使う全部のOfficeのバージョンアップは出来てない。いずれ、バージョンアップした時の為にも、押さえておくと良さそうな情報があったのでメモ。

　次のホワイトペーパーを読むと、2000/XP/2003 ⇒ 2007/2010移行時のマクロ互換性の情報の他、過去の資産を2007/2010で使う場合の、仕様の変更点などが多く記載されていて良い。ページ数 90もあるPDF（フォント 大）だけど、マクロ開発されてる人だと一読しておいてそんはなさそう。

良いと思った情報

　個人的に、改めて良いと思った点など。マクロ書きじゃないから、マクロ以外にばかり着目してるけど（；

  • Office2010では、64bit版が提供されるようになった
  • Office2010 32bit/64bit は一台のPCには同居できない
  • セキュリティ確保のため、サンドボックスが採用された
  • ドキュメント発行段階での、Office2010のバグが記載されてる
  • 2003/2007/2010での、Officeコンポーネントの削除・追加情報
    • OWC は、Office 2007からは削除された
    • ・・・など
  • オブジェクトモデルの変更点(Word/Excel)
  • 移行に関連するツールについて
    • Office Migration Planning Manager （OMPM）
    • Office 2010 Code Compatibility Inspector（OCCI）
    • Office Environment Assessment Tool（OEAT）

その他、リソース

◆バージョン比較：Office x VBA

Officeバージョン VBAバージョン
Office 2010 32bit 7 (32ビット版)
Office 2010 64bit 7 (64ビット版)
Office 2007 SP 2 6.5
Office 2003 SP 3 6.5
Office XP SP 3 6.04
Office 2000 SP 4 6.00

◆2010ファイル形式とマクロ保存可否

◆Excel2010ファイル形式とマクロ保存可否（抜粋）

拡張子 マクロ保存の可否 概要
.xlsx 不可 Excel 2007/2010 ブック
.xlsm 可 Excel 2007/2010 マクロ有効ブック
.xlam 可 Excel 2007/2010 アドイン
.xls 可 Excel 97-2007 ブック
.xla 可 Excel 97-2007 アドイン