院展 福井展

 県立美術館で開催されてた、日本画の公募展「院展」に行ってきた。

 日本画。が、どんなものかも知らない素人ですが、一言、楽しかった。壁一面に広がる大作ばかりが100点。見終わる頃には疲れるほど。きっと、描いてる人は、すごいパワーで描いてるんだろうなぁ。

 たぶん、紙が特徴的なのだと思いました。全部、和紙に描かれているように見えます。それも、和紙の眼というか流れというか、それを効果的に用いている作品が印象的。一階にあった、火山原が気に入りました。

 記念に買ったポストカードには、その質感は無くなってましたが。。。そもそも、壁一面の作品をカードサイズにするという所に、問題があるのでしょう。


 また、和風なものを描くわけではないというのも、作品群から気づき意外性に思いました。如何に知らないかを露呈してる。。。

 ピカソのような作品や、幾何学的な作品、派手派手しくはないけどポップな作品と様々。作品名は覚えてないのですが、僧が地面に砂で曼荼羅を書いている作品や、風鈴に囲まれた少女の作品が印象に残っています。


 嫁と二人で気に入ったのは、二階中央あたりにあった作品。鴨が紅葉した池で遊んでいるシーンを描いた、縦長の作品。配色も構図も好み。ポストカード無かったので作品名がわからないのが残念。


 なお正式名称は「再興第93回院展福井展」とのことです。最終日ごろには1万人の入場者だったとか。福井には、三年に一回やってくるとの事なので、次回もぜひ訪ねたいと思っています。