魂の森を行け 3000万本の木を植えた男

魂の森を行け―3000万本の木を植えた男 (新潮文庫)

読んで、すごいと思った人が二人。この本の主人公「宮脇昭」と著者の「一志治夫」。

木を植えるというのは、小学校の時の植樹以外に記憶はないのだが、宮脇さんのその行動はすごい。各地に「森」を作っている。それも植えるだけではなく、その土地に潜在的にあった生態を再生するという。松や杉ばかりの地元を知っている身からすると、本書にかかれている花粉や松くい虫などの被害の理由は深く納得できる。「本気でやれ」。そう、本気でやればできる。

著者のノンフィクション作家一志さん。この人も驚いた。この本に書かれているアチコチの情景は、同行して取材を行った結果。売る事以前に、「書く」事から始めているその姿勢がすごい。こうやって人とかかわれるものなんだと、新しい発見に驚く。

あってみたい。
まずは、身近な鎮守の森を探したい。


宮脇昭 WikiPedia

一志治夫 blog