無趣味のすすめ

無趣味のすすめ

 タイトルに惹かれて購入。「趣味」を進める本は数多くあれど、「無趣味」をすすめる本というのは少ないなぁと。

 内容は「無趣味のすすめ」「少数派の原則」など、多くの題目について村上龍なりの意見を述べるエッセイ集。

 全体に通じるのは、小説の中で感じる、書き手「村上龍」としての印象。過去に読んだ、彼の小説と同じ像が描かれた(当たり前!?)。個人的には、うけいれやすい・そう考えてたと言える内容が多かった(むろん、同じ文章でまとめれるってわけではなく。。。)

 なんか、いろいろ考えることが多いわりに、どれも割り切れない・煮え切らないって時によさそうな本。

 ちなみにAmazonの書評がわれていて、買うときに少々悩みました。文章量は少なかったけど、大きなテーマを簡潔にまとめた意見がまとまって一冊になっている点、すごく良かったです。