幼少期自然体験活動推進シンポジウム

 森のようちえん関連のイベントに参加。ビーバー隊の活動と、自分の育児への参考にと思い。

 感想は、すごい熱いイベントだった。一人一人が、子供の成長を願い、考えて行動している事が良くわかる。良い事は何か?との結果を行動に移しているように感じた。

 全体で共通すると感じたのは、現代だから新しいことを詰め込むというスタイルではなく、人が生物がたどってきた歴史・進化の過程を、あかちゃんの時から辿ろうという空気。幼児期は、自然の中で得れるものをしっかりと経験させようという空気だった。そして、その結果として、生き生きとした子供の成長が、話の向こうに見えました。

 (自分は一歩踏み出せずにいたのですが)今の日本の育児や保育の側面を、しっかりと気づかせてくれたと思う。自分の子供・ビーバー隊の子供への活動に生かしたい。

心に残った一言集

(脈絡無く、気になった部分を抜き出しているので発言者の意図と一致しない点があるかもしれませんが、ご容赦を)

内田幸一氏:
25年以上も育児の現場に関わっているとの事で、話される内容にも経験の売れづけが感じられました。

  1. 幼児がどこまで出来るか?あまり難しく考えず。
  2. 幼児期は原始人としての体験をする時期。だから最初に出会うものは自然が良い。
  3. 園舎は、平らな地面に作らず段々の場所に作った。
  4. 不安定遊具は、子供が逆に慎重になる

ねっこぼっこ織田さん:
自主保育という形で活動されているねっこぼっこさん。「大人が一人一人の成長を待つ」、「自然が相手だと四季の変化があるので、保育の内容は素朴な内容にする」。どちらも待つ・構える姿勢の大切さを再認識しました。

ノーム坂本さん:
子供は「すべてを拒することからスタートする」というお話。毎年子供を受け入れるときに感じる事だという。そのような観察眼と、使った活動場所に合掌をして終えるという話を見習いたい。

鷹巣ひかり保育園園長先生:
「保育はゴザ一枚あればできる」。この言葉に出会いが、今の保育につながっていると紹介いただいた。大学との連携もしながら、学術的にも考えぬかれた活動が参考になる。

  1. 保育園舎は幹線道路から外すこと
  2. 保育園舎は東南に位置させる (古来の建築からの学び。日照時間が長く、風通しがよい)
  3. 保育園舎は子供の視線に遠くの山々や、自然の美しさが飛び込んでくるところ

NPO法人ねおす宮本さん:
「もちはもちや」と言い切り、「木育」というキーワードを持ち、周囲の団体などとのネットワーク作りを中心に行動されているとの話。何事にも、名前付けの大切さを再認識しました。

森んこ萩原さん:
子供達から「ちち」と呼ばれ、「子供が先生」と話してくれた萩原さん。子供と関わるという事がエネルギーをもらえているのだと言う事に、改めて気づかせてもらえました。

若狭中央保育所所長さん:
子供達の様子を細かにお話してくれました。園での、子供達の生き生きとした姿が想像できました。焼き芋を数日かけて作る子供達に会ってみたい。

  1. 人との接点を持ち
  2. 自然とふれあい
  3. 自然の中で作り出す