NSRP(NetScreen Redundancy Protcol)を設定

NS-25上をNS-50に乗り換えたところ、NSRPの違いにぶつかる。NS-25上はHA Lite(簡易冗長化)という事で、マニュアルにも別の章立てがあり設定が書かれていて、HA(通常サポート)をサポートする上位機種(50以上)のActive/Passiveとは違うよう。


■NS-25の設定
次の設定により、VSI I/Fが作成できてそれで運用をしていた。

  • HA Lite
  • Active/Passive
  • ClusterID = 1
  • VSD = 1

理I/F表記:Ethernet1  (VSDには所属しない純粋な物理I/F)
VSIのI/F表記:Ethernet1:1 (VSD ID = 1 に所属する、VSI I/F)


■NS-50の設定
NS-50では、LiteじゃないHAのため、次のような構成のみとなるよう。

  • HA
  • Active/Passive
  • ClusterID = 1
  • VSD = 0

 ※このVSD=0というのがポイントで、VSD=1の設定をしても、新規作成I/FにVSIがでてこない。HAかつActive/Passiveの場合は、VSD=0の運用しかできないよう。VSD=1とするとコンソールでは、"Could not use multiple VSD" のようなアラートがでる。

VSIのI/F表記:Ethernet1  (VSD ID = 0 に所属する、VSI I/F)
※Managed IPに管理IPを設定して、個別のNSへアクセスする


■NS-204以降
NS-204以降は、Active/Activeの設定が可能。この時初めて、VSD=1の設定が利いてきて複数のVSDを設定することで、VSIを複数設定する事ができるようになってくる。

理I/F表記:Ethernet1  (VSDには所属しない純粋な物理I/F)
VSIのI/F表記:Ethernet1:1 (VSD ID = 1 に所属する、VSI I/F)
VSIのI/F表記:Ethernet1:2 (VSD ID = 2 に所属する、VSI I/F)


NS-25のHA Liteは、Active/Active時のI/F表記を使って、Active/Passiveを実現しているようなので、NS-50のActive/Passiveの設定とずれていたよう。。。ちょっとしたことなのですが、簡単なようで難しい。


Ref: Topic: what is the meaning of VSD and VSI in NSRP